上記のような激しい水漏れはないはず(生成AIで作りました)ですが、近年夏の気温が高くなり続けており、エアコンを使用している時様々なパターンで水漏れすることが増加傾向にあります。そんななか私は現場で水漏れ対応をしていく中で、いくつかパターンが見えてきました。正直な所「この水漏れはこうすればOK✨」みたいなことはないのですが、水漏れした時のエアコンユーザー様のご参考になればと思いまた、自分の知識の整理のためにこの記事を書かせて頂きました。でも長くなるので先に結論を言わせてください。
結論:水漏れしてたら弊社へエアコンクリーニングの依頼をしてください。 ついでの簡易点検は無料でします。ご依頼クリーニング機種以外の点検でもOKです✨
ハイ、最初から宣伝になってしまいました(笑)。我田引水です。
何故なら知識がないとわからないからです。
それではエアコンの水漏れが発生する原因を説明していきます。
エアコンの水漏れが発生する原因は大きく3パターンあります。
パターン1:汚れや異物の堆積によるもの
パターン2:施工不良によるもの
パターン3:機種特有のもの
パターン4:エアコンの故障によるもの
パターン5:猛暑が原因?のもの
ひとつずつ説明していきます。
パターン1の説明
エアコン熱交換器に大量に埃が付いておりそれが原因で水がちゃんと流れないと意図しない所から流れてしまい水漏れになる場合があります。また、ホームセンター等のエアコン洗浄スプレーの薬剤がドレンパン上または補助ドレン内で固まってスライム状になっている場合があり、それがダムの役割を果たして水漏れになることがあります。解消法はブラシでスライムダムを決壊させるのですが、設置環境にもよるのですが、ドレンホースや補助ドレンの交換が必要になる、それでも解消が見込めない場合買い替えする必要があることもあります。そのリスクまで考えると、私個人の意見としてはエアコン洗浄スプレーの使用はあまりお勧めしません。
また、カメムシやカナブン等々の虫がドレンホース内を上ってきて途中で死んでしまい、その死骸が水の流れを妨げてしまうことがあります。こちらはドレンホースクリーナーやブラシを使って解消できることが多いです。
パターン2の説明
完全に技術的な話になってしますので詳細は説明しませんが、エアコン室内機の勾配や、補助ドレンの位置、壁の穴開けの勾配など不十分な断熱処理等、施工業者がエアコン室内機の設置方法に問題があり水漏れするパターンです。この場合は設置した最初の夏に水漏れしてしまうことが多いです。
パターン3の説明
メーカー名は伏せます。A社XシリーズやB社のFシリーズ(11年製造~14年製造)は水漏れすることがあります。Fシリーズの方は水漏れ防止特殊具が販売されており、それをつけることで水漏れが解消するとされております。この個人的にはFシリーズの方は既に製造から10年以上経っているので新たに購入されることをお勧めしますが、今あるものを使い続けたいと思われて、心当たりがある方はお問合せ頂ければお答えします。
※これはエアコンクリーニングしていると結構な頻度で遭遇します。
パターン4の説明
熱交換器にピンホールがあり、熱交換器の上のほうと下のほうの温度差があることが原因で水漏れに至ることがあります。このパターンは経年劣化による故障と考えてもらっていいです。
パターン5の説明
通常だと上記パターンを疑うのですが、施工がしっかりされており、今まで水漏れがなかったのですが、猛暑ピーク時だけ水漏れするというパターンがあります。某量販店に情報共有している仲間がいるのですが、近年非常に多くなってます。
パターンごとの対応措置
パターン1の場合:ドレンホース洗浄、異物を取り除くには別途かかると思いますが、エアコンクリーニングで解消することが期待できます。
パターン2の場合:私でも対応できますが、取付業者に連絡して対応してもらいましょう。
パターン3の場合:Xシリーズの方はクリーニングで解消するそうです。※申し訳ございません、このパターンの点検は経験ありますが、クリーニングは経験ないです。
パターン4の場合:熱交換器の交換が必要です。メーカーのエンジニアの方を呼び交換する必要があり費用としては畳数小さくても約6万円以上です。→つまり買替したほうがいい場合が多いです。
パターン5の場合:この場合再度、再度断熱材やパテ処理を十二分にする。
パターン2の補足:
エアコン室内機の逆勾配の場合、背板を調整することで対応可能です。
補助ドレンの位置を間違えてつけてしまっている場合は再度エアコンを取り外しして、取付する必要があります。
繋ぎ目の断熱不足の場合、室内機のカバーを外すと配管接続部分の断熱材がビショビショに濡れてしまっているはずです。新品のエアコンには断熱材が付いてるのですが、いくつかのメーカーはその断熱能力が低くあまり効かないです。そのことを知らずに、取付業者がそのあまり使えない断熱を使ってしまい水漏れすることがあります。この事例はそれなりに発生していると思われます。(メーカーの名前は伏せますが大手があまり使えない断熱材を付属品にしてます。)
長文最後までお読み頂きありがとうございます。
エアコンの水漏れ診断は一般の方が見て判断できるはずもなく、本来はエアコンメーカーのサービスマンを呼ぶべきなんですが、サービスマンの汚れているのが原因の場合、「汚れているから水漏れしています(効きが悪いです)、エアコンクリーニングに出してください。」というです。それなら最初から私に見せてもらえればある程度分かるので、このページを作成させていただきました。
気になる症状がある方はご相談ご依頼お待ちしております。
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